起床
家事や子どもの送迎などを行い、出社しています。
制御技術センター
深谷 良孝
私は入社以来、エンジンの「モデルベース開発(MBD)」に一貫して取り組んできました。また、グループリーダーとして、3名のエンジニアのマネジメントも担当しています。
MBDとは、制御システムの設計段階で仕様をモデル化し、シミュレーションを通じて性能や挙動を検証する開発手法です。簡単に言えば、パソコンの中でエンジンや車両の動きを再現することで、実機を使わずに設計の精度を高めることができます。
私の場合、前職でも自動車業界に携わっていましたが、「人生で一度はエンジン開発に関わりたい」という想いから転職を決意しました。ある程度エンジンの知識はあるつもりでしたが、実際に現場に入ってみると、技術的な知識量の差に圧倒されました。入社してからの1〜2年は、必死に知識を頭に叩き込む日々でした。
10年前の当時は、自分で調べるしかない状況だったため、文献を探しては読み込み、手探りで理解を深めていきました。MBDに関してもまだ黎明期で、すべてを網羅している人はいなかったため、「この部分はこの人に聞けばわかる」といった有識者を頼りながら、モデルをゼロから自分で作るなど、試行錯誤の連続でした。
その分、調べた内容は自分なりに体系立ててマニュアル化して残してきました。現在ではその資料をもとに、新しく入ってくるメンバーが2〜3ヶ月で基礎を習得できる教育プログラムを整備しています。私が苦労した経験が、今ではチームの成長を支える土台になっていると感じています。
また、当時自作したツールは、今では豊田自動織機内でスタンダードになっているツールもあります。多くの試行錯誤を重ねた経験が、自身の技術力の向上だけでなく、会社全体への貢献にもつながっていると誇らしくも感じます。
前職ではアウトソーシング企業に所属し、自動車業界でMBDに携わっていました。当時、世界各国の自動車メーカーがクリーンディーゼルの推進に力を入れていたタイミングで、私自身も「人生で一度はエンジン開発に関わりたい」という強い想いを持つようになり、転職を考えるようになりました。
また、キャリアの節目として「最後の1社で腰を据えて働きたい」という気持ちもあり、将来を見据えた転職先を探していたところ、転職フェアでTJEの存在を知りました。そこでMBDができると聞き、自分の経験が活かせる環境だと思い魅力を感じました。
最終的な決め手となったのは、エンジン開発に携われること、そして豊田自動織機の子会社であるという安心感です。技術的な挑戦と安定した環境の両方が揃っていると感じ、入社を決意しました。
私は実機も好きですが、それ以上にシミュレーションなど机上で考えることが好きです。自分の頭の中で描いたものが、モデルとして形になり、思い通りに動いたときの達成感は格別です。テンプレート通りに進めるのではなく、自分の考えをもとにモデルを構築していく――そこに強い面白さとやりがいを感じています。
モデル開発は、まさにクリエイティブな仕事です。自分の意匠を落とし込んでいく感覚があり、技術者でありながら、クリエイター的な思考も求められることが私にとっては魅力です。
また、「山登り」に例えると、登る途中には辛い時もありますが、頂上にたどり着いたときの達成感はひとしおです。登っているときに頂上はなんとなく見えていても、登り方は人それぞれ。その自由度の中で、自分なりのルートを見つけて登っていく――そんな生みの苦しみも含めたプロセスそのものが、私にとってのやりがいです。
TJEでは、年単位の長期プロジェクトに腰を据えて取り組める環境が整っており、じっくりと技術を深めながら開発に携われる点に魅力を感じています。豊田自動織機との信頼関係が強く、日々の業務でもスムーズな連携が取れており、安心してチャレンジできる土壌があると感じています。
また、開発のメイン業務だけでなく、豊田自動織機さんの技術チームの社内ポータルサイト制作など付帯業務も含めて幅広く任せてもらうこともあり、幅広い範囲で成長の機会があります。こうした裁量の大きさや任される範囲の広さが、自分自身のスキルの幅を広げることにつながっており、成長を実感できる環境です。
制御技術センターは複数拠点にまたがる組織ですが、Microsoft Teamsなどのツールを活用して、日々スムーズなコミュニケーションを取っています。朝のミーティングやチャットでのやり取りを通じて、メンバーの体調や研修などの予定、業務負担などを考慮しながら、業務の管理やフォローを丁寧に行っています。
また、年齢に関係なく話しやすい雰囲気があり、業務はしっかり進めつつも、雑談も交えながらメリハリのある職場環境が整っています。技術的な相談もしやすく、チームとしての一体感や働きやすさを感じられる職場です。
在宅勤務が可能なため、私の場合は週に1〜2回のペースで在宅勤務を活用しています。朝は5時に起きて、子どもを駅まで送迎してから出社するなど、家庭との両立もしやすい環境です。
休暇についても、計画的に取得できるようチームで調整しており、メンバー同士で業務をシェアしながら、誰もが休みやすい雰囲気づくりに取り組んでいます。
プライベートでは、コーヒーの焙煎やラテアートを楽しんだり、eスポーツで気分転換をしたりと、趣味の時間も大切にしています。プライベートの時間でしっかりリフレッシュできる分、仕事にもより充実した気持ちで向き合えています。
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家事や子どもの送迎などを行い、出社しています。
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一日の初めにメールをチェックします。
その後、メンバーが揃ったタイミングで、朝のミーティングを実施しています。
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